「日本の現代木造建築の父」の功績を伝える:社会への取り組み|CSRの取り組み|企業情報|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
社会への取り組み

「日本の現代木造建築の父」

功績を伝える

杉山英男記念館の開設

日本の木造建築の工法や耐震化研究の第一人者として知られた東京大学名誉教授・杉山英男氏(静岡市出身、1925〜2005)を顕彰する「杉山英男記念館」を、2009年7月12日に浜松市南区にて開設しました。館内には、杉山先生愛用の机や椅子、本棚などを展示。書庫には国内外の大地震の資料や建築物の写真など、杉山先生の蔵書や学術論文約2万点のほか、多くの住宅研究資料を収蔵しています。

杉山先生と一条工務店の出会いは、創業から間もない1984年のこと。「巨大地震にも負けない強い家を作りたい」という思いで、試行錯誤を重ねていた時期です。もっと強い木造住宅にするにはどうしたらいいか、と考えた時に教えを請うたのが、当時の木質構造学の権威であった杉山先生でした。何のつてもなく、ただ熱意だけを持って会いに行ったにもかかわらず、杉山先生は「じゃあ、ウチに勉強しにいらっしゃい」と、研修社員の派遣を提案してくださったのです。その後、お言葉に甘えるかたちで、社員3人を東京大学に派遣したことから、数々の共同実験や、多くの先生方とのお付き合いへと発展。一条の住まいの性能が今あるのは、杉山先生との出会いの賜に他なりません。

一条工務店では、杉山先生の多大な功績を称えるとともに貴重な研究成果を後世に伝えるべく、記念館を広く一般に公開しています。また、それにより木造建築の持続的発展に寄与することが、当社に与えられた社会的責任の一つであると考えています。

●開館時間は毎日(年末年始は除く)午前10時〜午後5時。事前予約制。
問い合わせは同記念館まで:電話(0120)211-711

杉山英男先生プロフィール

わが国を代表する木質構造学の権威。旧制静岡中学校を経て東京大学大学院建築学科卒。元東京大学名誉教授。日本木材学会の会長を務め、木質プレハブ工法、枠組壁(ツーバイフォー)工法の国内での普及に貢献した。地震災害現場での木造住宅の被害調査もライフワークとし、1995年の兵庫県南部地震では、国の木造住宅等震災調査委員長も務めた。

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