「夏に自宅内の湿気が気になることはありますか」という設問に、最も当てはまる項目を選んでもらったところ、半数以上の人が「とても気になる」と感じており、「気になる」と回答した人を合わせると、約9割が、湿気が気になっていることが分かりました。(図1)
続いて、「とても気になる」「気になる」と回答した1,150人に「自宅内で湿気が気になるタイミング(複数選択可)」を尋ねたところ、1位は「帰宅したとき」、2位は「入浴後」でどちらも半数以上の人が回答。また、半数近くの人が「就寝時」と答えました。(図2)
また、「湿気が気になる場所」を複数選択で答えてもらったところ、1位は「リビング」でおよそ6割の人が回答。2位と3位は図2の「湿気が気になるタイミング」とも関連する「寝室」と「脱衣所」がランクインしました。(図3)
「自宅内で湿気が多いと気になること・困ることは何ですか(複数選択可)」という問いに対しては、約7割の人が「カビ・ダニの発生」、「室温より暑く感じる」と回答。また、半数以上の人が「部屋のにおい」「部屋干しが乾かない」と答えました。(図4)
続いて、「夏の自宅の湿気対策」について複数選択で答えてもらったところ、最も多かったのは「エアコンでの除湿」で約7割の人が実施していました。2位は「窓を開けて換気」で半数以上の人が回答しました。(図5)
また、何らかの湿気対策をしていると回答した1,285人に、「夏に実施している湿気対策の満足度」について、最も当てはまる項目を選んでもらったところ、約半数の人が「あまり満足していない」と答え、3割以上の人が「満足していない」と回答。8割以上の人が現在の湿気対策に何らかの不満を持っていることが判明しました。(図6)
「夏の自宅内の暑さ対策としてどんなことをしていますか」と尋ねたところ、「エアコンをつける」と回答した人が94.5%で、ほとんどの人がエアコンを使用していることが分かりました。また、6割以上が「扇風機をつける」、5割以上が「窓を開ける」と回答しました。(図7)
ほとんどの人が暑さ対策にエアコンを利用していることを踏まえ、「暑い時期に自宅でエアコンを使用する際の不満や悩み」について複数選択で答えてもらったところ、6割以上の人が「エアコンの使用しすぎで電気代が高い」と回答。また、半数以上の人が「人によって適温が違う」と回答しました。(図8)
「夏に自宅内でどの家事をしているときに暑さを感じますか」と尋ねたところ、最も多かったのは「料理」で、8割近い人が料理中に暑いと感じていることが分かりました。また、2位は「掃除機かけ」で半数以上の人が回答。3位は「洗濯干し」で4割以上の人が回答しました。(図9)
さらに、コロナ禍での夏の電気代の増加について調査をしました。「新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テレワークや外出自粛等により在宅時間が増えましたか」と尋ね、最も当てはまる項目を選んでもらったところ、「とても増えた」「増えた」を合わせて、半数以上の人の在宅時間が増えていることが分かりました。(図10)
また、在宅時間が増えたと答えた701人を対象に、「昨年の夏、コロナ禍で在宅時間が増えたことにより、電気代は増えましたか」と尋ねたところ、「少し増えた(1.5倍未満)」が最も多く、「増えた(1.5倍以上)」「とても増えた(2倍以上)」が続きました。9割以上の人は昨年の夏に電気代が増えたと実感しており、1.5倍以上増えた人が4割以上、2倍以上増えた人も1割以上いることが分かりました。(図11)
在宅時間が増えた人が多いことを踏まえ、昨年の夏に自宅の除湿・暑さ対策のために買い足したり買い替えたものがあったか複数選択で答えてもらったところ、約6割の人が買い足したものや、買い替えたものがあったことが分かりました。(図12)
購入したものの1位は「冷感寝具」、2位は「扇風機」、3位は「冷感インナー」でした。(図13)
また、昨年の夏に自宅の除湿・暑さ対策で商品を購入した764人を対象に、購入した理由を複数選択で答えてもらったところ、1位の「増加した在宅時間を快適にするため」2位の「新しい製品に興味があった」がどちらも約3割となりました。(図14)
図8の「暑い時期に自宅でエアコンを使用する際の不安や悩み」について、半数以上の人が「人によって適温が違う」と感じているという結果を踏まえ、冷房の設定温度について家族と揉めたことがあるか尋ねたところ、半数以上の人が「ある」と回答しました。(図15)
さらに、自宅の共有スペース(リビング等)の温度管理は家族の中で誰が主導権を握っているか尋ねたところ、男性の回答で最も多かったのは「配偶者」でした。さらに、女性では「自分」がおよそ半数を占めたことから、同じ部屋で過ごす際、家族の中で妻が温度管理の主導権を握っている割合が高いことが分かりました。(図16)
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2021年6月5日(土)~6月13日(日)
調査対象:20代以上の既婚で配偶者と同居をしている男女
有効回答数:1,324サンプル
回答者:男性475名、女性849名(20代228名、30代656名、40代253名、50代135名、60代45名、70代以上7名)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
≪ご参考≫
今回の調査では、コロナ禍で在宅時間が増える中、自宅の湿気が気になりながらも、対策には満足していない人が多いことが判明しました。また、暑さ対策ではエアコンを使用することによる、電気代の上昇や家族間での適温の違いに悩む人が多くいることが分かりました。一条工務店では、こうしたお悩みに対応できる、全館空調システム「全館さらぽか空調」を提案しています。
◆家中を快適な湿度に保つ
調査では、湿気の悩みとして、「ダニ・カビの発生」「室温より暑く感じる」「部屋干しが乾かない」といった項目が挙げられました。「デシカント換気システム」では、除湿した空気を各部屋に供給し、家中の湿度を50%前後に保ちます。そのため、室温が27~28度でも暑さを感じにくく、空気がさらっとして快適です。さらに、湿度を50%前後に保つことでダニ・カビの発生を防ぎ、部屋干しした洗濯物も乾きやすく、除湿器のように水を捨てる必要がないので手間もかかりません。
◆穏やかな涼しさで冷え性の方にもおすすめ
また、エアコンのように冷たい風がないため、暑い夏に、エアコンを使用する際、「人によって適温が違う」「体が冷えすぎる」という悩みを持つ方にもおすすめです。「全館床暖房」のパイプに水を流すことで、“ふく射”(※)の効果でやんわりと涼しくなります。
※夏季におけるふく射とは、空気がなくても温度が低いところから高いところへ熱が伝わる原理です。
◆エアコン除湿と比べ、ランニング電気コストが約半分
今回の調査で、在宅時間の増加や、夏にエアコンを使用することによって、電気代が上がったと感じている人が多くいました。「全館さらぽか空調」のランニングコストは、8月に除湿運転と床暖パイプに通水した場合、約1.1万円/月。温度を下げずに除湿する再熱除湿エアコンと比べると、電気コストはおよそ1/2(※)となります。
※建築条件や生活環境などにより異なります。