犬・猫との暮らしに関するアンケート

2022年08月03日
犬・猫との暮らしで困ることの1位は
「長時間留守にできない」。
全国の犬や猫を飼っている男女561名を対象に、コロナ禍における犬・猫の熱中症対策や暮らしについて調査しました。
調査概要は以下の通りです。
犬・猫の熱中症について
犬・猫の熱中症を
疑ったことがある人は約4割

犬・猫を飼っている561名に「夏の時期、犬や猫が熱中症になっている可能性があると思ったことがありますか」と尋ねたところ、約4割の人が「はい」と回答しました。(図1)

夏の時期、犬・猫の熱中症を疑ったことがある人の割合

<図1:夏の時期、犬・猫の熱中症を疑ったことがある人の割合>n=561

また、犬・猫の熱中症対策として何かしていることがあるか複数選択で回答してもらったところ、1位は「冷房をつける」で、2位以下は「直接日光が当たらないようにする」、「水分を多くとらせる」と続きました。約3%の人が「特に対策をしていない」と回答し、自身のペットのために、何かしらの対策を行っている人は約97%いることがわかりました。(図2)

犬・猫の熱中症対策 上位5項目

<図2:犬・猫の熱中症対策 上位5項目>n=561 ※複数選択可

コロナ禍での
犬・猫との関わり
コロナ禍以降に
犬・猫を飼い始めた人は約3割

「コロナ禍になってから犬または猫を飼い始めましたか。または増やしましたか」という問いに対して、「はい」と回答した方は約3割でした。(図3)

コロナ禍になって犬・猫を飼い始めた、増やした人の割合

<図3:コロナ禍になって犬・猫を飼い始めた、増やした人の割合>n=561

「コロナ禍になってから犬・猫を飼い始めた、または増やした理由は何ですか(複数選択)」という設問では、「たまたまそのタイミングだったから」が1位も、2位の「癒しが欲しかったから」の回答以下は、少なからずコロナの影響が感じられる結果となりました。(図4)

コロナ禍になって飼い始めた、増やした理由 上位5項目

<図4:コロナ禍になって飼い始めた、増やした理由 上位5項目>n=188 ※複数選択可

犬・猫との暮らし
犬・猫を飼って
家族と会話が増えた人は7割以上

「犬や猫を飼う前と後で、家族とのコミュニケーションは増えましたか」という問いには、「増えた」と回答した人が最も多く、「とても増えた」と回答した33.5%と合わせると、7割以上の人が家族のコミュニケーションが増えたことがわかりました。(図5)

犬・猫を飼う前と後の、家族とのコミュニケーションの変化の割合

<図5:犬・猫を飼う前と後の、家族とのコミュニケーションの変化の割合>n=561

また、「家族間での会話のうち、犬や猫に関する話題の割合はどのくらいですか」と質問したところ、最も多いのは「3~4割」でしたが、「5~6割」、「7~8割」、「9~10割」と回答した人を合わせると、家族間の会話の半分以上が犬・猫に関する話題だという人が約4割いることがわかりました。(図6)

家族間の犬・猫に関する会話の割合

<図6:家族間の犬・猫に関する会話の割合>n=561

犬・猫について
SNSで発信している人は約5割

「SNSで犬や猫のことを発信していますか」と尋ねたところ、約半数がSNSで犬・猫のことを発信し、そのうちの約4割は、専用のSNSアカウントを持っていることもわかりました。(図7)

犬・猫についてSNSで発信している人の割合

<図7:犬・猫についてSNSで発信している人の割合>n=561

犬・猫が言葉を理解していると
思う人が約97%

「犬や猫が人間の言葉や想いを理解していると思うことはありますか」と質問したところ、「よくある」が62.7%、「たまにある」が34.6%で、約97%の人が犬・猫が人間の言葉や想いを理解していると感じていることがわかりました。(図8)

犬・猫が人間の言葉や理解をしていると思う人の割合

<図8:犬・猫が人間の言葉や理解をしていると思う人の割合>n=561

また、「犬や猫が人間の言葉を話していると感じることがありますか」の問いに対しては、「よくある」、「たまにある」と回答した方が合わせて約7割いました。(図9)

犬・猫が人間の言葉を話していると感じたことがある人の割合

<図9:犬・猫が人間の言葉を話していると感じたことがある人の割合>n=561

女性の過半数が「犬、猫は相手より
自分になついている」と回答

配偶者またはパートナーと同居している方に、犬・猫が自身と配偶者、どちらになついているか尋ねたところ、「自身」と回答した割合は男性が31.6%でしたが、女性は52.6%と男女で認識のずれが大きいことが明らかになりました。(図10)

犬・猫が自身と配偶者、どちらになついているか

<図10:犬・猫が自身と配偶者、どちらになついているか>男性n=155 女性n=333

犬・猫との暮らしで困ることの
1位は「長時間留守にできない」

「犬や猫との暮らしで困ることは何ですか」と尋ね複数選択で答えてもらったところ、約5割の人が「長時間留守にできない」「エサ代や医療費などがかかる」と回答。「ニオイが気になる」、「部屋が散らかる・汚れる」が続きました。(図11)

犬・猫との暮らしで困ること 上位10項目

<図11:犬・猫との暮らしで困ること 上位10項目>n=561 ※複数選択可

犬・猫のために採用したい設備
1位は「滑らない床」

「犬や猫のためにリフォームしたい、もしくは新築の際に取り入れたいものや設備はありますか」と尋ねたところ、1位は「滑らない床」でした。続いて「傷つきにくい建材」、「ペット用の部屋・スペース」、さらには「換気システム」が上位となりました。(図12)

犬・猫のためにリフォームしたい、もしくは新築の際に取り入れたいものや設備

<図12:犬・猫のためにリフォームしたい、もしくは新築の際に取り入れたいものや設備>n=561 ※複数選択可

調査概要

調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2022年6月29日(水)~7月5日(火)
調査対象:全国の男女
有効回答数:561サンプル
回答者:男性162名、女性399名(20代以下61名、30代224名、40代142名、50代94名、60代以上40名)

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

ご参考

今回の調査で、犬・猫が家族間のコミュニケーションを豊かにしていることがわかりました。一方で犬・猫との暮らしにおいて、「ニオイが気になる」、「部屋が散らかる・汚れる」、「室内温度の調整」、「光熱費がかかる」といった困りごとがあることも明らかになりました。
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