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2021.10.07

土地探しの知識 6-5[土地形状]

土地の形状によって
建てられる家も変わってくる?

土地の形状によって建てられる家も変わってくる?
家を建てるうえで大切な土地の形

家を建てるうえで大切な土地の形

土地の形はさまざま。たとえば、道路に面する出入口部分が細い通路状の敷地になっていて、その奥が広がっている旗竿地(上から見ると、通路が竿、土地が旗のように見えることから)もあり、同じ面積の土地でも建物の建てやすさに違いが生じます。

土地の形状は地形(じがた)とも呼ばれ、長方形や正方形などの四角形のほか、三角形の場合など、さまざまな形が存在します。
ここでは、土地の形状の種類と、その違いによる影響について解説します。

整形地と不整形地

まず、土地は大きく分けて整形地と不整形地に分けられます。

整型地は四角形(正方形・長方形)に形が整った土地。敷地全体を有効活用した家の設計・建築がしやすく、売却する際も売れやすい傾向があります。

一方、不整形地は三角形や台形、L字型(旗竿地)など形が整っていない土地。不整形地は家の形と土地の形が合わないため、面積に対する建築スペースが小さくなる傾向があります。ただ、その建てられないスペースを庭にしたり、駐車場にしたり、土地の形を利用してスペースを活かすことも可能です。また、㎡あたりの土地の単価は整形地に比べ割安です。

土地の形を生かして
空いたスペースを駐車場や庭に活用

整形地 不整形地

正方形・長方形の土地

正方形の土地と長方形の土地

最も形が整った正方形の土地は、分譲地販売用として大規模造成した土地に多く見られ、建物が建てやすいため人気があります。

長方形は、間口が広く奥行きが狭いタイプと、間口が狭く奥行きが広いタイプに分かれます。間口が広く奥行きは狭いタイプは、道路に面した駐車スペースを確保しやすいというメリットがあります。駐車スペースは最低限、軽自動車で幅2m、普通車で幅2.5mが目安となるので、車を何台か横に並べて停める場合、それだけの間口が必要となります。

一般的な駐車スペースの設計

一般運転者の場合と車椅子を回転する場合

一方、間口が狭く奥行きが広いタイプは、駐車スペースをとるのに苦労する場合があります。一般運転者の場合は車幅+1,000mm、車椅子を回転する場合は車幅+1,800mmの間口が必要とされています。また、お隣との距離が近くなりがちなので、採光やプライバシーを守ることも考えなければなりません。ただ、奥行きがあるため駐車場以外に庭をつくりやすい点はメリットといえます。

旗竿地(L字型)

旗竿地

旗竿地は、道路に面した場所まで通路になる部分を伸ばしたL字型の土地です。敷地が他の土地で囲まれているため路地状敷地とも呼ばれ、採光や通風について検討が必要です。出入口の見通しが悪いと、出会いがしらの事故にも気をつけなければなりません。ただ、通路部分を駐車スペースとして利用できれば、場合によっては2台、3台の駐車が可能です。また、道路から離れた場所に家を建てることになるので、プライバシーを確保しやすいというメリットもあります。

角地

角地

角地とは、交差する2つの道路に面する土地です。価格は割高ですが、開放感があり、家の中に光と風を採りこみやすいでしょう。道路に面する面積が多い分、人通りがあって周りからよく見えるような角地だと、堂々と空き巣に入るような人も少ないため、防犯面で安心です。ただし、裏を返せば、歩行者からの目線も気になる土地といえます。そのため、庭をつくって道路からの距離をとったり、その庭に目隠しとなる木を植えたり、家族が集まるリビングの窓を高くしたりするなどの工夫が必要となるでしょう。ただ、これらは多くの場合、設計や外構デザインで解消できるので、設計士と相談することが大切です。また、2つの道路とも交通量が多いと、家の前で交通事故が発生するリスクも高まります。角地を購入する場合は、前面道路の車通りや、歩道の広さまでチェックするようにしましょう。

三角形・台形の土地

傾斜地

三角形や台形の土地は角の部分がデッドスペースになりやすい不整形地で、一般的には使いにくい土地とされています。ただメリットとして、デッドスペースがある分、隣地との距離を空けやすく、採光は確保しやすいかもしれません。建て方によっては、お隣と窓が向かい合わせになりにくく、また、デッドスペースを庭や倉庫スペースとして活用できます。

一見無駄だと思えるスペースが活かせる場合もありますので、不整形地ということだけで除外せずに、検討してみるのもよいでしょう。

傾斜地

傾斜地

上から見ると整形地でも、横から見ると高低差がある場合があります。山手や坂の途中にあることで土地が斜めに傾いていると、まっすぐ家を建てるのが難しく、切土や盛土などの宅地造成によって高低差を埋めたり、土留め擁壁をつくったりする必要が出てきます。その際、どの高さに合わせて造成するのか、駐車場をどこに確保するのかがポイントになります。また、工事によって別途費用がかかるので注意が必要です。

一方で、高低差のある傾斜地は、採光や通風、眺望を確保できる場合があります。また、外部からの視線も気になりにくいでしょう。

この記事のまとめ

土地の形状は整形地と
不整形地に分かれる

○整形地:四角形(正方形・長方形)に形が整った土地

○不整形地:三角形や台形、
L字型など形が整っていない土地

一般的に不整形地は建築の制限が
かかる場合が多いが、
土地の形を活かした家を建てることもできる

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