食卓に漂う香ばしい匂い。ふんわり、もちもち、サクサクと、多彩な食感。一枚の食パンには、たくさんの幸せが詰まっています。トーストしてバターを塗るだけでも十分においしいのですが、切り方や焼き方、組み合わせる食材により味わいも広がっていきます。今回は、食パンをもっと自由に楽しむ極意について、「パンラボ」主宰の池田浩明さんにお話を伺いました。食パンの種類や焼き方のポイントを知って、いつもの食卓をより豊かに楽しみましょう。
どんなパン生地でも型に入れて焼けば、すべて「食パン」と呼びます。そのため、ひと口に食パンと言っても、いろいろな材料でつくられ、味や食感も個性豊か。最近では、生地を何層にも重ねたクロワッサン食パンなどの新しい食パンも生まれています。
食パンの基本の形
食パンの厚さが変わると、食感や味わいまでガラリと変わります。トーストすると厚切りはもっちりと、薄切りはサクサクした味わいに。用途に合わせて、厚さを使い分けてみてはいかがでしょうか。
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4枚切り(3㎝)
トーストすると外は
パリッ、中はモチッとした感じに。バタートーストやフレンチトースト向き。具材よりパンの味が勝つ。
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5枚切り(2.4㎝)
表面のパリパリ感と中身のもっちり感を味わえる。4枚切りよりも口溶けが良く、食べやすい。
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6枚切り(2㎝)
薄切りの食べやすさと厚切りのボリューム感を兼ね備える万能型。お肉など具材たっぷりの豪快なサンドイッチ向き。
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8枚切り(1.5cm)
トーストすると香ばしさやカリカリ感を味わえて、口溶けもいい。サンドイッチには具材を問わず、幅広く合う。
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12枚切り(1cm)
とても口溶けがいい。具材の味を引き立てる厚さで、サンドイッチ向き。卵やツナなどの柔らかい食材と相性抜群。
焼く前に切り方を工夫することで、口当たりが変わり、味まで変わったように感じることも。ぜひお試しあれ。
食パンを焼くときのコツは、水分が蒸発しすぎないように、トースターをしっかり予熱して高温で素早く焼くこと。これで外はパリッと中はもっちりした理想のトーストになります。高級食パンを焼くときは、焼き色がつきやすいので注意して。
※焼き時間はオーブントースターで1000W、予熱2分で焼いた場合の目安
フライパンで
“外ぱり中とろ”に
オーブントースターを使うのが定番ですが、実はフライパンでもおいしい
トーストがつくれます。高温で表面を一気に焼くことで、外はパリッと歯ごたえのある食感になり、中は水分が
残ってトロリとした食感の理想的な
トーストになります。
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フライパンを中火で20秒程度予熱し、鍋肌に沿って水10㎖をまわし入れる。中央に水が流れないように注意。
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中央に食パンを置き、蓋をして、中火で2分ほど焼く(お好みの焼き加減でOK)。
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焼き色がついたら(ついてなければもう少し焼く)ひっくり返し、裏面は蓋を使わずに1分ほど焼く。両面が焼けたらできあがり!
食パンは、種類や切り方・焼き方によって、想像以上に多彩な味わいを楽しめます。後編では、さまざまな食材を組み合わせたユニークなアレンジレシピをご紹介。お気に入りの一品を見つけて、食卓の定番メニューを増やしてみませんか。
※本記事は「iikoto」2024年4月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。
SUPERVISOR
パンの研究所「パンラボ」主宰
池田 浩明さん
日本中のパンを食べまくり、パンをテーマにさまざまなメディアで書きまくるブレッドギーク(パンおたく)。
2015年には
「もっとおいしくて安全な小麦あふれる未来へ」を合言葉にするNPO法人「新麦コレクション」を立ち上げ、理事長として活動中。著書に『パン欲』(世界文化社)、
『食パンをもっとおいしくする99の魔法』
(ガイドワークス)、『人生で一度は食べたいサンドイッチ』(PHP研究所)などがある。
『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。
※本記事は『iikoto』(2024年4月号)の特集をもとに編集しています。
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