 
      二世帯住宅 建てる際のポイント
2021.08.20
二世帯住宅3つのタイプで変わる生活スタイル!建てるときのポイントは?
 
二世帯住宅を建てる際の ポイントをご紹介
家族構成や生活リズムなど、親世帯と子世帯のさまざまな暮らしに対応する二世帯住宅。家族が増えればお互いをサポートしたり、日々の楽しみが増えたりする一方で、プライベートの確保やほどよい距離感のつくり方など、気になることも出てきます。
二つの世帯が同じ家で暮らすにあたって、なにを共有し、なにを別々にするのか?水回りは?玄関は?
ここでは、二世帯住宅を建てる際に気をつけたいポイントについてご紹介します。
[ 二世帯住宅の3つのタイプ ]
 
        玄関やキッチン、お風呂などすべての設備を別々にし、お互いが気兼ねなく暮らすタイプ。
隣り合って生活するので、
いつでも会えてサポートできる
安心感があります。
 
        玄関を1つにし、キッチンやお風呂などを共有しながら、リビングなどの生活スペースは分けるタイプ。
プライベートを確保しつつ、
共有部分でコミュニケーション
がとれます。
 
        すべての設備を共有し、親世帯と子世帯がまさに一緒になって暮らすタイプ。
家事や子育てなどお互いを
助け合いながら、
家族みんなで
賑やかに暮らせます。
しっかり検討したい「水回り」
二世帯で暮らすとなった際、「キッチンを共有にするか、別々にするか」「洗濯機や洗濯物干し場を共有にするか、別々にするか」といったことで悩まれる方は多いのではないでしょうか。二世帯住宅でポイントとなるのは、多くの場合、水回りです。
 
  たとえば、リタイアした親世帯と共働きの子世帯、そして幼稚園や学校に通うその子どもたち、全員の食事時間を合わせたり、お風呂の時間をずらしたりするのは、実際なかなか難しい場合もあります。水回りを別々にするメリットは、親世帯と子世帯それぞれの生活リズムを保ち、お互いのストレスを軽減できるところです。ただし、水回りを2ヶ所につくった場合、それだけ建築費がアップし、月々の光熱費も割高になる可能性があるので、注意が必要です。
一方、ひとつのキッチンを共有すれば、それらのイニシャルコストやランニングコストが抑えられます。また、親世帯と子世帯で料理や家事、育児などを協力し合えるのも、メリットのひとつといえるでしょう。
[ 水回り事例① ]
 
       
       
    [ 水回り事例② ]
 
       
       
    「寝室」の位置に注意
二世帯を上下階に分け、1階に親世帯、2階に子世帯が暮らすような場合、2階のキッチンの配管が1階の寝室の上に通っていると、水の流れる音が気になって眠れなくなることがあるかもしれません。キッチンや洗面脱衣所、浴室などの水回りは、できるだけ上下階で同じ位置にしたほうがよいでしょう。
 
     
   
    「玄関」は共有?別々?
「玄関を共有にするか、別々にするか」も、二世帯住宅のポイントのひとつです。
玄関は、居室と比べれば滞在時間が少ない場所。合理性を優先して玄関は共有にし、玄関ホールからそれぞれの生活ゾーンへ分かれるような間取りにする方も多いです。それぞれの世帯でつくった場合に比べ、玄関スペースを広くとることができ、空いた場所にシューズクロークなどの収納も確保できるかもしれません。また、玄関で顔を合わせる機会が増えるので、世帯間のコミュニケーションが活発になります。不在時には、もう一方の世帯に宅配の荷物を受け取ってもらうこともできるでしょう。
共有玄関
 
        ●玄関スペースを広くできる
●行き来しやすい、家族の
 コミュ二ケーションが増える
 
        一方、玄関を別々にすると、それぞれの世帯でプライバシーを確保しやすくなります。玄関の位置とリビングの位置が離れていると、来訪者があってもそれほど気になりません。
また、世帯ごとに専用の玄関、キッチン、トイレがあり、各世帯の独立性を保つ「二世帯住宅の要件」を満たしていると、不動産取得税や固定資産税などの軽減措置を受けることができます(要件は各地方自治体によって異なる場合があります)。
フロア別玄関
 
        ●プライバシーを確保できる
●別々の場合、一定の要件を満たせば、
 税金の軽減措置が受けられる
 
        二世帯住宅は、それぞれの世帯をゆるかやにつなぎつつも、気を使わずに暮らせるかどうか、ということがとても大切なポイントです。
この記事のまとめ
しっかり検討したい「水回り」
水回りを別々にすれば、
親世帯と子世帯それぞれの生活リズムを
保つことができる。
水回りを共有にすると、建築費や光熱費が
抑えられ、親世帯と子世帯で料理や家事、
育児などを協力し合える。
「寝室」の位置に注意
水の流れる音や生活音を考慮したうえで、
上下階の部屋をレイアウトすることが大切。
「玄関」は共有?別々?
共有の場合、玄関スペースが広くなり、
コミュニケーションが活発に。
別々の場合、各世帯でより
高いプライバシーを確保できる。
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