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暑い夏でも、子どもが快適に
過ごすためには?小さい子どもは、体の表面積当たりの代謝量が大きいので、平熱が大人より少し高めです。大人よりも外部の環境の影響を受けやすく、活発に動きはじめると、さらに体温が上がるので、夏は着脱しやすい服にしたり、汗を大量にかいたときのために着替えを用意しましょう。素材は綿とポリエステルの混紡など吸水・速乾性をもったものがおすすめです。
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季節ごとのおすすめ素材で 気持ちよく過ごす着方
2026.05.15
前編はこちらから
トレンドや好みのスタイルを重視して服を選んでいるという人も、繊維や生地の特徴を知れば、もっと着心地の良い快適な服選びができるはず。そこで今回は、衣類のスペシャリストである横浜国立大学の
本弥生先生に、服と素材についてお話を伺いました。
前編では、知っておきたい繊維の種類や織り方で違う生地の特性などを解説し、後編では季節に合わせた素材や着方を具体的にご紹介します。
ここでは、素材や着方から
アプローチしたシーズンごとの
「気持ち良く過ごせる服」について
見てみましょう。
軽やかにまとめたい春のスタイル、
蒸し暑さにしっかり対処したい
夏のスタイル。
さらりとした着心地で
通気性の高い素材や、
表面の加工でたくさん汗をかいても
涼感が得られる
生地などを取り入れて
快適に過ごしましょう!


繊維に天然の“よじれ”があり、これが綿ならではの気持ちのいい肌触りを生み出しています。汗をよく吸ってくれる、春夏を快適にする素材。

天然の吸汗速乾素材が麻。トップスに選んでもボトムスに選んでも、さらりとした着心地は夏にぴったり。麻の帽子やハンカチも爽快な使い心地。


吸水、吸湿性に優れ、汗をかく季節でも快適に過ごせます。絹のカーディガンなどの羽織ものが1枚あると、夏場の冷房対策にも便利です。

ポリエステルの繊維自体は汗を吸収しませんが、その分乾きやすく、アウトドアやスポーツなど、大量の汗をかくシーンには適しています。


速乾性が高くソフトな肌触りで、肌着などに適した素材。光沢やドレープ感があるので、夏のフォーマルなおしゃれ着にもおすすめ。


繊細な透け感と柔らかなハリ感を活かしたブラウスやスカートは、やさしくソフトな雰囲気を醸し出してくれるのでおすすめ。

縞状のシワで肌に触れる面積が少ないため夏素材として人気。サッカー生地の軽いジャケットやシャツは、ちょっとしたお出かけスタイルにもぴったり。


細かいシワがエレガントな印象。独特のシャリ感があり、長袖のトップスでも暑苦しくならず、快適に着られます。

汗などの水分をよく吸収するため、夏用の部屋着に最適。
ゆるやかに撚った(ねじり合わせた)綿の糸を織って、ふんわりと吸水性を高めたバスローブなどは湯上がりにも最適です。
カタチと着方で夏を涼しく!
夏のトップスは身体にフィットするものより、襟元が広く開き、ゆったりしたものがおすすめ。裾はパンツやスカートにインせずに出しておきましょう。服と身体の間で暖められた空気は上昇するという「煙突効果」があるため、裾が空気の流れの入り口になって、広く開いた襟元から蒸し暑い空気をどんどん逃がしてくれます。
暑い夏でも、子どもが快適に
過ごすためには?
小さい子どもは、体の表面積当たりの代謝量が大きいので、平熱が大人より少し高めです。大人よりも外部の環境の影響を受けやすく、活発に動きはじめると、さらに体温が上がるので、夏は着脱しやすい服にしたり、汗を大量にかいたときのために着替えを用意しましょう。素材は綿とポリエステルの混紡など吸水・速乾性をもったものがおすすめです。
日一日と気温が下がっていく秋。
厳しい寒さをしのぎ、
健やかに過ごしたい冬。
カギとなるのは、やはり暖かさ。
繊維や生地を見極めることで
着心地や着こなしが
変わってきます。

空気をたっぷりと含むので保温性に優れた繊維。セーターはもちろん、マフラー、手袋、靴下などにも最適な冬場の万能選手。


やさしい肌触りで薄手でも暖かいのがカシミヤの魅力。着ぶくれしがちな秋冬でも、すっきりとしたシルエットに仕上がります。

軽くふんわりとして保温性も上々。色味もきれいに出るので、暗い色味が多くなりがちな秋冬をカラフルに彩ってくれます。

厚手で暖かみのあるフェルトのような手触りで、ピー・コートやダッフルコート、スタジアムジャンパーなどの防寒着として活躍してくれる生地です。


ざっくりとした素材感ですが使うほどに柔らかさが増し愛着がわきます。秋冬ならトラディショナルなジャケットやスーツに取り入れるのがおすすめ。

やや厚手の上品なものはスーツやブレザーなどの外出着に。コットン・フランネルは、肌なじみが良いのでパジャマやベビー服にも。
空気の層で冬をグンと暖かく!
寒いときにする「重ね着」。でもその着方には、ちょっとしたコツがあります。大事なのは「空気を上手に身にまとう」こと。基本は、内側から肌着、シャツ、セーターの順に、外側にいくほどゆったりしたものを着て、体温で暖められた空気の層をつくるようにします。外出の際は、これに厚手のコート、マフラー、手袋を身につけ、しっかり防寒を。
これまで何となく夏物・冬物などとしていた服が、それぞれに素材の特性を活かした生地でできていたことを再認識できたのではないでしょうか。これからは好きな色柄やスタイルに加えて、季節に合った素材と着方で、より心地いい毎日を過ごしていきましょう。
前編はこちらから
※本記事は「iikoto」2024年5月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります。
監修
横浜国立大学 教育学部 教授
本 弥生さん
お茶の水女子大学および同大学院・家政学研究科修士課程修了、文化女子大学大学院家政学研究科博士後期課程修了。着衣の温熱的快適性、対流熱伝達などを中心に研究する衣類のスペシャリスト。著書に『快適ライフを科学する』(丸善株式会社)など。また、NHK「又吉直樹のヘウレーカ!」「あさイチ」、NTV系「世界一受けたい授業」などにも出演。
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※本記事は『iikoto』(2024年5月号)の特集をもとに編集しています。
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