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あなたにとって理想のキッチンとは、どんなキッチン?
2021.11.04
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前後編にわけて解説している「コーヒーカップから始めるインテリア」。後編も引き続き、インテリアデザイナーのツジチハルさんの監修で、居心地のいい場所をつくるための具体的な方法や、事例から学ぶインテリアコーディネートについて解説していきます。
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前後編にわけて解説している「コーヒーカップから始めるインテリア」。後編も引き続き、インテリアデザイナーのツジチハルさんの監修で、居心地のいい場所をつくるための具体的な方法や、事例から学ぶインテリアコーディネートについて解説していきます。
インテリアの基本ポイントと構成アイテムがわかったら、居心地のいい場所をつくるためのシミュレーションをしてみましょう。「好き!」にじっくり耳を傾けて、楽しみながらトライしてみてください。
インテリア雑誌をはじめ、ファッションやアート系の雑誌などからも、気になったインテリアアイテムを見つけたら、どんどん切り抜いてクリッピングしてみましょう。
切り抜いたアイテムを、家具や照明などカテゴリ別に分類します。最初はざっくりと、徐々に色や素材、大きさごとに、細かく分類してみましょう。
台紙などに、メインにしたいアイテムを置いてみます。続いて、それに合いそうな(合わせたい)サブアイテムを次々と置いていくと、理想のインテリアイメージが完成します。
暮らしにまつわるさまざまなモノが、ネットで購入できる時代になりました。しかし、肌触りや使いやすさなどが重視されるインテリアについては、大きさや座り心地、素材感など、実際に店舗に行き、「見て」「触れて」「試して」から購入することをおすすめします。
1
全体をグレー系でまとめた、シックで大人な雰囲気
落ち着いた印象のグレーのソファとベージュのクッションを、キーアイテムとして配置。これにスチールの存在感が目を引くアーチ型のフロアランプを組み合わせ、相互に引き立て合う関係性を構築しました。クラフト感のあるウッドのカップ&ソーサーにローテーブル、ボリューミーなグリーンであたたかみをプラスしています。
ソファ&クッション
アーチ型フロアランプ
コーヒーテーブル
2
全体を淡いベージュ系でまとめた、明るくボタニカルなテイスト
小さいながらも素朴でラフな風合いのウッドベンチをキーアイテムに、天井には時の流れを感じるアンティークのペンダントライト、サイドにはさまざまな種類のグリーンをふんだんに配置しました。ウッディなスピーカーなど、ほかの小物類もナチュラルな共通項でまとめた、癒しの空間を演出しています。
アンティーク
ペンダントライト
ウッドベンチ
コンビネーション
グリーン
COLUMN
キッチンも
インテリア感覚で
日本の場合、どちらかというと「キッチン=設備」と思われがちです。これに対し欧米では、「キッチン=家具」という認識に近いようです。とくにオープンなキッチンが増えた昨今は、リビングやダイニングとの自然なつながりが重視されています。キッチンも単体ではなく、同じ空間にあるインテリアとの調和を考えてみてはいかがでしょう?機能だけではなく、気持ちでも選ぶことが、幸せな空間づくりへの近道かもしれません。
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※本記事は「iikoto」2021年3月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります
ツジ チハル さん(インテリアデザイナー)
ハウスメーカーのインテリア担当を約20年。その間、1,200件を超える住宅に携わった経験から「インテリアから始まる家づくり」の重要性を確信する。2016年、HRAU Interior Directions ,Inc. 設立。現在は、素材、カラー、フォルムなどから「心まで変えるインテリア」の提案を行っている。IIDA世界インテリアデザイナー協会 日本支部 プロフェッショナル会員/(一社)日本インテリアコーディネーター協会(icon)東京圏支部 会員/Plus Art推進会 会員
居心地のいい場所をつくるためのシミュレーション
①集める:雑誌から気になるアイテムを切り抜く
②分類する:アイテムをカテゴリ別にわける
③配置する:アイテムを台紙に置く
肌触りや使いやすさなどが重視されるインテリアは、大きさや座り心地、素材感など、実際に店舗に行き、「見て」「触れて」「試して」から購入することが重要
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