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建築基準法上の道路に接していないと、家は建てられない?
2021.12.10
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「住み慣れたこの街でずっと過ごしたい」「憧れのあの街で暮らしてみたい」など、人それぞれ街に対する思いやこだわりがあると思います。不動産は文字通り動かせない資産なので、土地選びは家づくりと同じくらい重要な要素になってきます。
新たに土地を購入して家を建てる場合、「どのハウスメーカーで家を建てるのか」あるいは「どんな間取りの家を建てるのか」とあわせて、「どこに家を建てるのか」も大切な要素です。ここでは、土地選びにおいて指標となる「5つの周辺環境」をご紹介します。
通勤時間も立地を考える際の重要なポイントです。都心寄りで、駅から近いほうが利便性は当然高くなります。ただ、駅前は商業施設などが多いため騒がしく、また、店舗やマンションなど高層建築物も建てられることが予想され、低層の一戸建ては日陰になりがちです。静かで落ちついた場所がお好みであれば、バスの本数が多く乗り場の近い場所などがお勧め。自宅から職場までドアtoドアで何分かかるか、という観点で検討してみるものひとつです。
たとえば美しい街路樹があり、緑の多い街は、心地よく暮らせそうです。また、子どものいるご家庭であれば、安心して遊ばせられる公園が近くにあると嬉しいでしょう。山や川があるというだけではなく、街の住民が景観づくりに協力しあっているかどうかも、自然環境の豊かさを確かめるポイントのひとつ。なかには、地域で条例を制定しているケースもあります。ただ、自然は日々の暮らしを豊かにしてくれますが、同時に大きな災害を引き起こす危険性もはらんでいます。水害や土砂災害のハザードマップも合わせて確認するようにしましょう。
コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどは近くにあると、なにかと便利です。ただ、最近はネットショッピングや定期宅配を利用されるケースも多くなっていますので、週末に郊外のショッピングモールで1週間分の買物をする方であれば、あまり気にしなくていいかもしれません。
公立の小学校・中学校は学区が指定されていることがほとんどなので、希望の学校に子どもを通わせたい場合や、現状の学校から転校させたくない場合は、該当の学区内で土地を探すことになります。ただし、人気の学区は土地の価格が高く、売り出し自体も少ないので、教育環境を重視する場合は根気強く探す必要があります。また、学区の人気だけでなく、通学距離についても考えた方がいいでしょう。昨今は、通学中に子どもが交通事故に遭うなどのニュースも目にするので、距離が近ければ、そういった不安もいくぶんか軽減されます。
特に小さい子どものいるご家庭では、信頼できる小児科が近くにあるかということが条件のひとつに入ってくるのではないでしょうか。また、総合病院が近いと、万が一のときでも安心ですが、毎日のように救急車の音を間近で聞くのは、少し煩わしいかもしれません。ただ、防音性の高い家や窓を開けなくても換気可能な家であれば、そこまで気にする必要はないでしょう。
「学習用タブレット端末の無料配布」や「高校生までの医療費助成」など、自治体の取り組みやサポート体制も、上記5つの周辺環境に影響を与える場合があります。購入を検討している土地がある市区町村のホームページは細かくチェックした方がいいでしょう。
「5つの周辺環境がすべて100点満点」の街を探すのは現実的には難しいかもしれませんが、どの項目を重視したいのか整理することで、理想の土地に出会える可能性が高まります。
土地選びの指標となる
「5つの周辺環境」
①交通環境
通勤できる交通環境は整っているか
②自然環境
周囲に緑があるか、災害リスクはあるか
③買物環境
コンビニやスーパーマーケットは近くにあるか
④教育環境
学区の人気はどうか、学校は近くにあるか
⑤医療環境
小児科や総合病院は近くにあるか
2021.12.10
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