カビ

カビもダニ同様、湿気を好みます。有効な対策は、湿度を低く保つことです。

湿気のあるところにカビあり。なんと壁紙の裏にも・・・!

下の4つの写真をご覧ください。左端は出窓の結露を放置したために出窓天板にクロカビが生えてしまった例です。その右隣は、結露による湿気で柱や壁にカビが生えた例。サッシが結露してできた水滴が周囲にしみ込んだり、伝い落ちて床に溜まったりするため、こうした状況を引き起こしてしまうのです。また、その右の写真のように、外見上は何も異常がないように見えても、壁クロスをはがしてみるとビッシリとカビが生えていたというケースもありました。クロスの下地材の石膏ボードはカビの生えやすい材料で、クロスを貼る糊がカビの栄養源となるので注意が必要です。

湿度のあるところにカビあり。なんと壁紙の裏にも・・・!の写真

カビが原因で起こる病気もいろいろあります。

ダニとカビは関係が深く、イエササラダニやケナガコナダニはカビを餌にして生育します。ススカビはプラスチックを好み、ダクト内に繁殖します。このカビを吸い込むと過敏性肺炎を引き起こす可能性があり、問題となっています。また、屋内のどこにでも生えるクロカビは、ぜん息やアレルギーの原因になります。カビが原因となって起きる皮膚病で、よく知られるものに「みずむし」と「カンジダ症」があります。カンジダ症は別名マット菌症と呼ばれ、住宅内のマットに棲息する菌が原因となります。その他、シラクモやタムシなどの皮膚病もよく知られる存在です。

カビが原因で起こる病気の図表

カビ・ダニが増えた原因は、アルミサッシの普及にも関係が・・・

近年、住まいの中にダニがここまで増えてしまった理由の一つに、アルミサッシの普及があるといわれています。アルミサッシは気密性を高めることはできますが、その反面、断熱性の低い素材であるために結露が発生しやすくなる原因となっているのです。また、エアコンの普及とあいまって、窓を開けての換気を控えるような生活スタイルになっており、これが室内の湿度をさらに上昇させているようです。こうした湿度の高い住まいは、カビが発生し、それを餌とするダニにとってはまさに棲みやすい天国のような状況。前述のように、ひと夏で300倍以上に繁殖してしまうような環境をつくっているのです。

ダニ同様、カビ対策も「湿度管理」が最も有効です。

カビの生育4条件

カビの生育4条件をご覧ください。室温を常に0℃以下にすればカビは生育できませんが、私たち人間が快適に生活するためには、そういうわけにもいきません。また、カビの栄養源となるものを一切使用しないということも現実的には困難です。しかし、カビはダニと同様、室内の湿度を60%以下にしてやれば、いずれ死滅します。家の中にカビが生えない湿度に保つためには、外気の影響を受けにくい高気密・高断熱住宅であることが必要条件です。その上で的確な除湿と換気を行い、カビ(ダニも)繁殖できない湿度40〜60%の生活環境を保つことがポイントです。

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