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2022.12.27

憧れのライフスタイル 11-5[暮らしを豊かにする一輪]

心がうるおう、
花と緑のある暮らし《前編》

花と緑のある暮らし《前編》

お部屋の中に花を飾ると、その空間に癒されたり季節を感じたりと、暮らしに豊かさが生まれます。この記事では、花生師(はないけし)として活躍されている岡本典子さんの監修で、お気に入りの一輪の選び方から花束づくりのポイントまで、生活に彩りを与える花生活の魅力をご紹介します。

お部屋の中に花を飾ると、その空間に癒されたり季節を感じたりと、暮らしに豊かさが生まれます。この記事では、お気に入りの一輪の選び方から花束づくりのポイントまで、生活に彩りを与える花生活の魅力を、花生師(はないけし)として活躍されている岡本典子さんの監修でご紹介します。

まずは気軽に触れてみるところから まずは気軽に触れてみるところから

花と緑を普段の生活に取り入れるのは敷居が高い、と感じる人も多いでしょう。しかし、実はそれほど難しいことではありません。スーパーで何度も野菜を選ぶうちに選び方のコツがわかるように、初めてのことでも、まずは気軽に触れてみることで気づきが増えてくるものです。この記事をきっかけに、あなたも花と緑のある暮らしを始めてみませんか。

あなたにとっての
お気に入りの一輪の見つけ方
あなたにとってのお気に入りの一輪の見つけ方

自分のために花を買うことはない。そんな人こそ、まずは一輪から始めてみましょう。とはいえ、どんな一輪を選んだらいいかわからない、という場合は、フォルムや質感など、花の持つ特徴を参考に探してみましょう。

フォルム

①フォルム

個性的な花びらや変わった形の花に出会うと、生き物としての不思議さを感じずにはいられません。たった一輪でも存在感が大きいので、部屋の印象を変えてくれるはずです。

質感

②質感

フワフワ、ザラザラ、トゲトゲ。さまざまな質感があり、同じ花でもその違いによって受け取る印象がガラッと変わります。好みの質感で選んでみるのもおすすめです。

複色

③複色

一見すると単色に見える花の奥にいくつもの色を発見すると、思わず心がときめきます。また、時間とともに変わりゆく色合いを眺めることも、楽しみのひとつです。

野生味

④野生味

花は自然の生き物であるがゆえに、生々しさがあったり、攻撃的なトゲを持っていたりします。きれいなだけではないところも、その魅力といえるでしょう。

季節感

⑤季節感

花には旬があり、それぞれの季節が終わると、次に会えるのは1年後です。そして、花屋に並ぶ花は短期間で移り変わります。季節ごとにお気に入りの花を見つけてみるのはいかがですか?

一輪からワンコーナーをつくる 一輪からワンコーナーをつくる

選んだお気に入りの一輪を、部屋の一角に飾ってみましょう。玄関や食卓、洗面所などのワンコーナーから、自分のリラックスできる空間が生まれます。そして、「葉の裏の模様がおもしろい」「壁に映る影がキレイ」など、一輪の花が見せるさまざまな表情から、たくさんの新しい発見が生活の中に広がっていきます。

花瓶に入った黄色の花 花瓶に入った黄色の花
ピンクの花 ピンクの花

アイデア次第で
室内のアクセントに

茎が長いうちはワインボトルに、水切りを繰り返して茎が短くなってきたらジャムの瓶に差し替えるなど、家にあるもので花器を変えてみましょう。飾り方も、椅子や台の上に乗せて高さを出したり、カゴに入れて飾ってみたり、壁面を使ってみたり、あなたの自由な発想で、お気に入りの花に合った飾り方を見つけてください。

ジョウロに入った花
家の中にあるものを見渡して自由に一角を作ってみましょう

写真:松村隆史

生花を長持ちさせる3つのポイント 生花を長持ちさせる3つのポイント

1

室温管理

室温が高くなると、花器の中の水温も温かくなっていきます。水温が上がるとバクテリアが繁殖しやすくなり、バクテリアが茎に入り込むと水を吸いづらくなってしまいます。気温が低く風通しのいい場所に置くことで、咲き進みを遅らせ長く楽しむことができます。

窓際の花

写真:松村隆史

2

水換え

花器の中の水は毎日換えてあげましょう。その際、花器の内側や茎も一緒に洗うことで、雑菌の繁殖を防ぎます。また、水に茎が浸かってしまう場合は、茎を取り除くことでより長持ちします。生活スタイルに合わせてルーティンにするとよいでしょう。

水換え

3

水切り

水換えの際に、茎の根元を少しだけ切り、新鮮な切り口を保ちましょう。水をよく吸うため、茎がシャキッとした状態が続きます。このとき、切り口は少し斜めにして断面積を広くするのがポイントです。ハサミはよく切れるものを使うようにしてください。

水切り

このように、花の選び方や飾り方、お手入れの仕方は、それほど難しいものではありません。考え方は自由で、アイデアと組み合わせ次第で花が室内の素敵なアクセントになるので、まずは身近にある花、身近にある花器で始めてみましょう。花器がなければ、グラスや空き瓶で代用するのもひとつの方法です。

※本記事は「iikoto」2021年7月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります

岡本 典子 さん(花生師/Tiny N主宰)

恵泉女学園短期大学園芸生活学科を卒業後、イギリスへ花留学。花コンペティションにて多数の優勝や入賞を果たすほか、国家技能資格最上級を取得。ゴトウフローリストなどでの勤務、フラワーショップ店主を経て、2015年にアトリエTiny N Abriを三軒茶屋にオープン。TV、雑誌、広告などのメディアや展示会、パーティ装花、店舗ディスプレイのほか、講師やイベント出店など多方面で活躍する。著書に『花生活のたね』(エクスナレッジ)、『はじめてのスワッグ』(文化出版局)、『花生師 岡本典子の花仕事』(誠文堂新光社)などがある。

岡本典子さん

この記事のまとめ

生花を長持ちさせる3つのポイント

①室温管理
気温が低く風通しの
いい場所に置く

②水換え
毎日水を換える
花器の内側や茎も一緒に洗い、
雑菌の繁殖を防ぐ

③水切り
水換えの際に
茎の根元を少しだけ切り、
新鮮な切り口を保つ

岡本典子さん

『iikoto』は、豊かに、健やかに、楽しく暮らすためのヒントが詰まった、一条のライフスタイルマガジンです。無料でプレゼントいたしますので、バックナンバーページからぜひご請求ください。

※本記事は『iikoto』(2021年7月号)の特集をもとに編集しています。

岡本典子さん

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