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2021.11.04
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前後編にわたって解説している「心がうるおう、花と緑のある暮らし」。後編も引き続き、ドライフラワーの楽しみ方や、植物が気持ちよく育つ家について、花生師(はないけし)でありTiny N主宰の岡本典子さんの監修でご紹介します。
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前後編にわたって解説している「心がうるおう、花と緑のある暮らし」。後編も引き続き、ドライフラワーの楽しみ方や、植物が気持ちよく育つ家について、花生師(はないけし)でありTiny N主宰の岡本典子さんの監修でご紹介します。
まるでアンティーク雑貨のように、インテリアに馴染みやすいドライフラワー。水を換える必要がないので扱いやすく、飾り方も自由です。天井から吊るしてみたり、棚の上に置いてみたり、きれいに枯らすところから始まるドライフラワーの魅力をご紹介します。
多くの人は、生花を楽しんでからドライフラワーにしたい、と考えているのではないでしょうか。まだ活き活きしている花をドライにしてしまうのはかわいそうに思うかもしれません。しかし、新鮮な状態で吊るすことで、ドライフラワーとして長く楽しむことができます。生花として楽しむか、ドライフラワーとして楽しむかは、最初に決めておいたほうがよいでしょう。
ドライフラワーをグラスや空き瓶に入れることで、存在感がガラッと変わります。さらに、その中に好きな香りのエッセンシャルオイルを数滴垂らせば、ポプリのような使い方もできます。
1
水をしっかり吸わせる
まずは花の状態を万全にするため、一度しっかり水を吸わせましょう。葉が垂れている、あるいは、花や茎がやわらかくなっている状態だと、ドライになってからの色の出方が悪く、長持ちしなくなります。
2
花びらが開かないうちに
ドライにする
花びらが開ききってしまうと、きれいな形のドライフラワーにはなりません。また、枯れかけの花をドライフラワーにしようとすると、花びらが取れやすくなってしまうので注意が必要です。
3
風通しのいいところに吊るす
ドライフラワーは、直射日光や湿度、衝撃に弱く、とても繊細です。そのため、生花をドライフラワーにする際は、あまり日の当たらない場所や、玄関のような風の流れがある場所に、2〜3週間吊るしてあげましょう。
デリケートな花は、高温多湿な場所では水が腐りやすくなって寿命を縮めてしまいます。また、直射日光や空調の風が直接当たる場所は、花や茎が乾燥して傷みやすくなります。
人が暮らす環境も、このような空間では快適とはいえません。植物にとって気持ちのいい場所をつくることは、人にとっても気持ちのいい場所になります。
一輪から始めて慣れてきたら、本数を増やしてみたり、いくつかの花をグループにしてみたり、飾る場所を増やしてみたりしましょう。
試行錯誤をしながら、ぜひ自分に合った花と緑のある生活を楽しんでください。
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※本記事は「iikoto」2021年7月号を再編集したものです。掲載情報は発行当時のものになります
岡本 典子 さん(花生師/Tiny N主宰)
恵泉女学園短期大学園芸生活学科を卒業後、イギリスへ花留学。花コンペティションにて多数の優勝や入賞を果たすほか、国家技能資格最上級を取得。ゴトウフローリストなどでの勤務、フラワーショップ店主を経て、2015年にアトリエTiny N Abriを三軒茶屋にオープン。TV、雑誌、広告などのメディアや展示会、パーティ装花、店舗ディスプレイのほか、講師やイベント出店など多方面で活躍する。著書に『花生活のたね』(エクスナレッジ)、『はじめてのスワッグ』(文化出版局)、『花生師 岡本典子の花仕事』(誠文堂新光社)などがある。
きれいなドライフラワーをつくる3つのコツ
①水をしっかり吸わせる
②花びらが開かないうちにドライにする
③風通しのいいところに吊るす
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※本記事は『iikoto』(2021年7月号)の特集をもとに編集しています。
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