一条工務店が展開する、
世界初※1の水害対策住宅「耐水害住宅」が 累計1万棟の契約を達成
~激甚化・頻発化する水害への備えとして関心集まる~
株式会社一条工務店(社長:牧野克彦 本社:東京都江東区)は、2020年9月の販売開始から6年で、「耐水害住宅」の累計契約棟数が1万棟を達成したことをお知らせいたします。※2
近年、地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響により「ゲリラ豪雨」が増え、各地で甚大な水害が発生しています。河川の氾濫による「外水氾濫」だけでなく、市街地や住宅街に降った雨の排水が間に合わないことで発生する「内水氾濫」も深刻化しており、ハザードマップの浸水想定区域外であっても日本のどこでも水害に遭う危険性があると言えます。
水害で住宅が床上浸水に遭った場合、床をはがしたり、住宅設備や断熱材を入れ替える必要が出る上、排水管から汚水が家の中に逆流すると、消臭しても臭いが残ってしまうこともあります。水害からの復旧には膨大な時間と多くの費用がかかるだけでなく、肉体的・精神的にも大きな負担となります。
こうした状況を背景に、一条工務店の「耐水害住宅」は、居住空間に影響を与えず、水害による「浸水・逆流・水没・浮力」それぞれに対策を施した世界初※1の住宅として、全国のお客様から高い関心をいただき、2026年9月時点で累計契約1万棟を達成いたしました。
一条工務店は今後も、「水害への備え」が住宅選びの当たり前の基準となるよう、ご家族の命と財産を守り、安心して住み続けられる住まいをお届けしてまいります。
※1:自社調べ 2020年8月時点
※2:2026年9月時点での自社集計。着工前・施工中の住宅を含む。
「耐水害住宅」について
一般的な仕様の住宅において、水害に遭う恐れのある箇所は複数存在します。当社はこれらを危険ポイントと定め、「浸水」「逆流」「水没」「浮力」の4つに分類。これまで培った技術を活かし、一条工務店ならではの対策を施しました。
➢ Point1 水が入る隙間をなくす、「浸水」対策
・「フロート弁付き床下換気口」で、止水を自動化(図中1)
床下換気口の内側にフロート式の弁を設置。水が入ってくると弁が浮いて換気口を自動でふさぎ、床下への浸水を防止します。水が引くと弁が下がり、通常の換気口として再び機能します。前面のステンレス網により、ゴミ詰まりによる機能の低下も防ぎます。
・透湿性を保ちながら、水の浸入を防ぐ「壁面防水処理」(図中2)
外からの水を防ぎながら室内側の湿気を排出できる透湿防水シートで外壁面を覆います。シートの継ぎ目や基礎との接合部には耐水接着剤を使用し、高い水密性を確保します。
・隙間をなくして、「玄関ドア」の水密性を向上(図中3)
壁とドア枠を一体化して隙間を減らし、鍵穴の位置も耐水害仕様に変更。ドアと枠の間には水密性の高い中空パッキンを採用し、浸水を防ぎます。
・高水圧にも耐えて、水を浸入させない「樹脂サッシ」(図中4)
1階の掃き出し窓には、水密性の高い開き窓を採用。工場で精度高く壁に取り付けることで施工時の隙間を抑え、中空パッキンで窓枠からの浸水も防ぎます。また、水位1mで約1t/㎡となる水圧を想定し、5mm厚の強化ガラスを採用しています。
➢ Point2 自動で排水管を閉じる、「逆流」対策
・増水しても逆流しない「逆流防止弁」(図中5)
床下の排水管に、専門メーカーと共同開発した逆流防止弁を採用。通常時は弁が開いた状態で排水。水害によって水かさが増して汚水が逆流した際には、自動的に弁が閉じて屋内にあふれるのを防ぎます。
➢ Point3 ライフラインを確保する、「水没」対策
・基本構造を見直した「エコキュート」(図中6)
水に弱いポンプ・電磁弁などの電気動力部品や、基板類を本体上部に配置。本体の一部が水没しても稼働し、タンク内の水を生活用水として使用できるよう、専門メーカーと共同開発しました。
・独自の架台で、「エアコン室外機」を守る(図中7)
・「外部コンセント」を高所に設置して守る(図中8)
・水没しない高さに取り付けた「外部電気設備」(図中9)
エアコン室外機や外部コンセント、太陽光発電のパワーコンディショナー、蓄電池などを水没しにくい高さに設置。災害時にも電気や空調などのライフラインを確保します。
基礎に直接取り付けるエアコン室外機の高所設置や、重さ100kg以上の蓄電池を壁面へ取り付ける技術は、一条工務店独自のノウハウです。
➢ Point4 流されないために、画期的な「浮力」対策
お住まいの地域のリスクやご要望に応じて選べる、「スタンダードタイプ」と「浮上タイプ」の2タイプを展開しています。
水を重りにして浮力から守る「スタンダードタイプ」
・家が浮く前に水を引き込む「床下注水ダクト」(図中10)
建物が浮上する危険水位に達すると自動で床下に水を引き込む「床下注水ダクト」。引き込んだ水の重量を重りにして浮力に対抗します。普段の雨や洪水の初期段階では水が入り込まない高さ・形状に設計されています。
浮かせて守る「浮上タイプ」
・「係留装置」で、浮上時の建物流失を防止(図中11)
専用ダンパー付きの係留装置で建物とポールをつなぎ、水害時に家が浮上しても流失を防ぎます。洪水時は安定して浮き上がり、水が引いた際には、元の位置へほぼ正確に着地します。
・「二重基礎構造」が、安定した着地を可能に(図中12)
通常の基礎構造では、浮上時に地中の基礎ごと引き抜かれるため、土砂が流れ込んだり、地面が削れて水平に着地することが難しくなります。そのため建物がフラットな地面に着地できるように、基礎の下にもコンクリートを敷く二重基礎構造を採用しました。
実大実験で実証した
圧倒的な耐水害性能
一条の「耐水害住宅」と一般的な仕様の住宅を実験施設内に建築し、約3,000トンもの水を使って豪雨・洪水被害を再現。一般的な仕様の住宅は、床下換気口や玄関ドア、窓の隙間から次々と浸水する中、一条の「耐水害住宅」は、床下、室内ともに浸水被害を抑える性能を実証しました。
※安全に避難できる場合は、各自治体の指示に従って避難してください。
さらに詳しい情報は、
下記よりご覧いただけます。





