世界初 耐水害住宅
水の侵入を、決して許さない。毎年のように全国で被害が発生する、豪雨や洪水による水災。残念なことに、自然災害自体を避けることはできません。そこで一条は、独自の技術や専門メーカーと共同開発した部材などで、あらゆる対策を施し、この脅威に挑みます。

※自社調べ(2020年8月)

水害は、もしかしたら、あなたの街でも

年々、その数が増加している豪雨

地球温暖化やヒートアイランド現象で暖められ、水分を多く含んだ空気が引き起こす「ゲリラ豪雨」。日本では、1時間に50mm以上の豪雨の発生回数が、年々増加傾向にあり、30年前と比較すると約1.4倍に増えています。

内水氾濫とは?

想定以上の雨に見舞われた際、過去に作られた側溝では排水が追いつかず、街が水で溢れてしまうことに。
これを「内水氾濫」と呼びます。ゲリラ豪雨が増加している現代では、市街地の治水機能が追い付いていないのが実情です。

水害は、河川から離れた土地でも起こる。

近年では、市街地や住宅街に降った雨の排水が間に合わないことで発生する「内水氾濫」も問題に。実は、この内水氾濫の被害の方が、河川の氾濫による「外水氾濫」よりも多いというデータがあります。つまり、日本のどこでも水害に遭う可能性があると言えるのです。

内水氾濫とは?

想定以上の雨に見舞われた際、過去に作られた側溝では排水が追いつかず、街が水で溢れてしまうことに。
これを「内水氾濫」と呼びます。ゲリラ豪雨が増加している現代では、市街地の治水機能が追い付いていないのが実情です。

全国98%の市町村で発生する 水害・土砂災害

山々に囲まれた日本は、昔から河川より低い土地に街をつくってきたため、豪雨になると河川から水が溢れ、川沿いの街が水害に遭いやすいのです。加えて河川から離れた街でも、「内水氾濫」による被害が。その結果、10年間で全国の98%もの市町村で水害・土砂災害が発生しているのです。

全国98%復旧には、時間とお金がかかる

もしも住宅が床上浸水に遭った場合、床を剥がしたり、住宅設備や断熱材を入れ替えたりする必要があります。さらに、泥水が入ったり、排水管から汚水が家の中に逆流すると、消臭してもしばらく臭いが残ってしまう問題も。これらの水害からの復旧には、数百万円の費用がかかり、時には1000万円近くになることもあるのです。

実大実験で証明した、圧倒的な耐水性能。

2019年10月に実施した実大実験では、一条の耐水害住宅と一般的な仕様の住宅を実験施設内に建築し、1000トンもの水を使って豪雨・洪水被害を再現。一般的な仕様の住宅は、床下換気口や玄関ドア、窓の隙間から次々と室内に浸水していきましたが、一条の耐水害住宅では、床下はもとより室内も浸水被害を受けませんでした。

実験映像はこちら

国立研究開発法人防災科学技術研究所にある大型降雨実験施設は、最大で1時間に300mmの豪雨を再現できる世界最大級の規模・能力を有する散水施設。一条は、官民共同による水害被害の軽減プロジェクトとして、ゲリラ豪雨や洪水により河川の氾濫が発生した際に懸念される、住宅の浸水被害を防止する「耐水害住宅」の実大実験を繰り返し行っています。

「耐水害住宅」は、4つの危険を対策。

一般的な住宅には、水害被害に遭う恐れのある箇所が複数存在します。一条は、これらを危険ポイントと定め、「浸水」「逆流」「水没」「浮力」の4つに分類。これまで培った技術を活かし、一条ならではの対策を施しました。

Point1 水が入る隙間をもれなく無くす、「浸水」対策。

01フロート弁付き「床下換気口」で、
止水を自動化。

普段は床下に外気を取り込む換気口。その内側に、フロート式の弁を設置しました。水が浸入してくると、弁が浮いてフタをすることで、床下への浸水を防止。水が引いたら弁も下がり、元の状態に戻って再び換気口として機能します。また、前面にステンレス網を設置し、ゴミが入り込んで止水を阻害しないようにしました。

02透湿性を保ちながら、浸水を防ぐ「壁面」。

外からの水の浸入を防ぎ、かつ壁内の湿気は排出する透湿防水シートを、外壁面全体を包み込むように施工。さらに、シートのジョイント部やシートと基礎の接続部分には、専用接着剤で水密性を確保しました。

03「樹脂サッシ」には、自動車ドアの技術を応用。

1階の掃き出し窓は、水密性の高い開き窓とし、あらかじめ工場で壁に取り付けることで、防水性も向上。また、水深1mでは1トン/㎡にもなる水圧に耐えられるように5mm厚の強化ガラスを採用しました。さらに、窓と窓枠に取り付ける中空パッキンは、自動車のドアパッキンを応用した専用パッキンを開発。押しつけられるほど隙間を塞いで、宅内への浸水を防ぎます。

04隙間をなくして、「玄関ドア」の水密性が
さらに向上。

窓と同様の中空パッキンを使用して、洪水時の高水圧に耐えられるようにしています。さらに、均等に水圧がかかるように丁番(ちょうばん)の位置を調整。鍵穴の位置も高くし、水の浸入口となる箇所を徹底的になくしました。

Point2 自動で排水管を閉じる、「逆流」対策。

05増水しても逆流しない「逆流防止弁」。

水災によって水かさが増すと、下水が逆流して浴槽やトイレなどから水が噴き出す恐れがあります。一条は、床下の排水管に自動で弁が閉じる「逆流防止弁」を専門メーカーと共同で開発。

取り替えできる素材でメンテナンスが簡単。

取り替えできる素材でメンテナンスが簡単。

万が一、詰まりや破損が
発生してもメンテナンス
できるよう、
上部に点検口を設けました。

Point3 ライフラインを確保する、「水没」対策。

06基本構造を見直した「エコキュート」。

水に弱いポンプや電磁弁などの電気動力部品、基板や電源などの電気・電子部品を本体上部に配置。本体の一部が水没しても稼働し、タンク内の水を生活用水として使用できるよう、専門メーカーと共同開発しました。

07独自の設計で、「エアコン室外機」を守る。

08「外部コンセント」を高所に設置して守る。

09水没しない高さに取り付けた
「外部電気設備」。

エアコン室外機や外部コンセント、太陽光発電のパワーコンディショナー、蓄電池などを、故障・漏電対策として、水没しにくい高さに設置。水害に遭っても、ライフラインを確保します。

Point4 流されないために、画期的な「浮力」対策。

一定水位を超えると、建物には大きな浮力がかかり、家が浮きはじめます。そこで一条は、浮力対策として2つの仕様を開発しました。状況やご希望に応じて、どちらか一方の仕様を選択いただけます。

10水を重りにする、「スタンダードタイプ」。

床下注水ダクト

耐水害住宅は、浮力に対して重量で耐える仕様をスタンダードタイプとしています。屋外の水位が一定に達すると、「床下注水ダクト」から床下にあえて水を入れて重りにすることで浮上を防ぎます。

※写真はイメージです。

注水後の水抜きも簡単。

注水後の水抜きも簡単。

建物の浮上を防ぐために、床下に注水した水は、
基礎に設置された水抜き穴から簡単に排水できます。

※注水量が床下の容積を超えると床上浸水する場合があります。

11浮かせて守る、「浮上タイプ」。

係留装置

特に水災の被害が大きいと予想される地域のために、「浮上タイプ」をご用意。船を係留するように、家と敷地内の四隅に設置したポールを専用のダンパーなどの「係留装置」でつなぎました。洪水の際は安定して浮き上がり、水が引いたら、ほぼ同じ位置に着地します。

詳しくはお近くの展示場にて。
または、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

※ご質問・ご相談欄に【耐水害住宅】とお書き添えください。