ご主人:ここの敷地、30坪ないくらいかな?狭小地に分類されると思うんですけど、自動的に2階建てという選択肢はなくなって、やっぱり3階建てを建てたいな、と。
奥様:できれば2階建てが良かったんですけど、土地の問題があったんで、3階は子ども部屋にしちゃえばあまり行く機会もないので大丈夫かな、と思って。
細かいところにアイデアが詰まっていますね。
ご主人:外壁は黒を使いたいってのがあって。珍しいじゃないですか、タイルで、黒で、外観っていうのは。しかも3階建てで。ただ黒だけだとちょっと威圧感があるのかなというところで、ツートンを使おうということになって。(間取りについて)1階は水回りを集約して、あとは寝室と、私たち夫婦のクローゼット。あとは階段下収納があり、そこも使いやすいように、棚を作って中に入れたりしてるんですけど、いろいろ入れられますね。
ご主人:できるところに全部、収納は作ろうっていう思いでやっていたので、多めに多めにとは思いましたね。標準仕様のものだけでやってますね。クローゼットは各部屋にありますし、あと階段下収納もそのままですし、土間収納もありますし、あと、外に一つ使える収納を付けてもらいました。あまり土地としては広くないので、いっぱいいっぱい使っても、20畳満たないのは分かっていたので、2階をリビングにして、一番そこで過ごす時間を多くしたいっていう思いからそういった計画をしました。一条の場合だと家じゅう同じような環境(体感温度)になるんで、リビングにドアが必要なくなるというのもありましたし、子供とかの出入りもリビングで分かるっていうのもあるのと、吹き抜けも入れたので採光っていうところも考慮してですね。
こだわられた点は?
奥様:キッチンがすごく広くて、ワイド型にしたんですけど、もうなんでも置けちゃえる感じで。収納がたくさんあって、カップボードも付けたんですけど、まだ余ってるくらい余裕があります。広々してるとどんどん使えて楽しいですね。御影石の色で迷ってたんですけど、最初グレーにしようかなとか思っていたんですが、やっぱり黒×黒にしようかなと思って、かっこいいんですよね。
ご主人:ダイニングは、ソファーのダイニングセットをデザインが気に入るものに出会えるまでとにかく探しまくった感じですね。ご飯を食べ終わった後は、ここでくつろいでテレビを観るっていう。家で仕事終わりの1杯を楽しむには、いい空間で飲むと美味しいですよね。映画も大きい音で観るんだったらいい音質で、というのもあるので、(音響設備は)セッティングからなにから全部、調達も含めて揃えました。昔から音楽が好きで、ギターを弾くのが趣味だったので、スピーカーを置いたりギターかけたりとかは私がやってます。
奥様:写真の飾り付けは私がやりました。
ご主人:子ども部屋が2つあるんですけど、すごい狭くなっちゃっているので、有効に使ってもらおうかなと思い、机を3階の踊り場にあたる部分に置いています。
奥様:リビングから子どもの気配を感じられますし、結構聞こえるので、キッチンから呼び出しても普通に会話ができますね。
ご主人:子どもたちは2人で並んで宿題やったりしてますね。まぁ想定通り使ってくれてるなっていう感じです。あとは、お友達を呼びたがります。だれだれ遊びにきてもいい?っていって、連れてきては部屋で遊んだり、ここで遊んだり、自慢みたいなのがあるんじゃないんですかね。
奥様:モデルハウスみたいとか言ってくれたり、それはうれしいですよね。やっぱりかっこいいって言ってもらえるとうれしいです。
狭小地という条件にもかかわらず、空間を有効活用して収納たっぷりの家を実現させた川端様。家族間のコミュニケーションも以前に増して深まり、にぎやかな暮らしがそこには広がっていました。
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