一条工務店では、配送計画によって港や拠点と
施工現場間での
部材輸送の効率を改善する
取り組みを行っています。
輸送距離を縮めたり空コンテナの回送を
減らす取り組みは、
CO2削減は
もちろんのこと配送時間の効率化や、
ドライバーの長時間労働の抑制にもつながっており、
環境にも人にも優しい取り組みとなっています。
一般的に、物流活動の拠点が少ないと、拠点から現場が遠い場合に部材を長距離輸送させることとなり、その分CO2を大量に排出してしまうことが課題となります。
一条工務店では物流活動のCO2排出量を削減するため、全国約103か所※に物流拠点を構え、建築現場と出荷拠点との距離を縮め大型車の長距離輸送割合の削減に成功しています。
また海外工場から輸出された製品を、できるだけ建築地に近い各地の港を使って輸入することで、建築現場までの陸送距離を短縮することができるため、輸送効率の改善に繋がっています。
※2025年10月時点
従来は、拠点から施工現場へと資材を配送した車両は、空の荷台のまま拠点へと戻っていました。
効率化した配送では、一条工務店の拠点から施工現場へ資材の配送に向かった車両は、空荷となった帰り便(戻り便)に現場で保管しているリユース品や産業廃棄物を回収して、もとの拠点へ戻ります。輸送効率が向上することで燃料消費量が少なくなり、CO2削減に貢献しています。
製品を運ぶために使用するラックやパレットと呼ばれる荷役台を自社で生産し、梱包材まで含めると80種類以上の物流資材を何度も再利用しています。太陽光パネルの現場養生材も、従来のブルーシート使用に代わり、リユース可能な専用品を使用しています。