一条工務店は、当社で家を建てられた
オーナー様だけにとどまらず、
地域社会とも強い連携をもって
共生することを大切にしています。
広域を視野に入れた自然災害への備えや、
社会貢献度の高い建築など、
様々な取り組みを行っています。
2011年3月、東日本大震災での未曽有の津波被害を目の当たりにして、一条工務店でも、近い将来に起こると言われる「南海トラフ地震」での津波被害を強く認識することとなりました。そこで、津波対策は個々の住宅だけでなく地域社会全域にわたる視野が必要という考えのもとに、当社のBCP(事業継続計画)を再構築しました。
一民間企業の枠にとらわれることなく、社員のみならず、地域社会をも巻き込んで「津波被害から人命を守る」という社会的責任を含めて再考。BCPにCSRの要素を加えたリスク管理体制を作りあげました。
浜松市沿岸部にあった本社機能を高台に移転させる一方で、沿岸部の既存施設には緊急時用の屋上避難階段や防波壁、水防扉を設置するなど、災害に備えたリスク管理を迅速に推進しました。
また、地域住民の避難場所としての役割も想定し、屋上には大人が約500人上がれるよう建物を補強。地域住民の方々を対象に、避難体験会も実施しました。
周辺には緊急避難場所となる中高層建築物が少ないため、こちらの屋上を「緊急避難場所」として認識していただき、地域住民の方々と共に、安心して住める街づくりを目指しています。このBCPの実例は、今後のモデルと成りうる取り組みとして評価され、2015年度グッドデザイン賞を受賞しました。
社会福祉法人希望の丘からのオーダーにより、一条「夢の家 全館床暖房」仕様の特別養護老人ホーム「聖母園」を福岡県三井郡に建設しました。建築面積は約784坪。延床面積は約870坪にも及びます。
聖母園は生活への復帰を念頭に置き、能力に応じて自立した日常生活を営めることを目指しながら、健やかな老後を送っていただくための施設です。
一条工務店では、快適な住まいづくりのノウハウを活かし、社会貢献度の高い施設の建設を通して、地域社会との強いつながりを推進しています。
61室にも及ぶ居室はもちろん、リビング、食堂、浴室、トイレなど、一年中館内どこでも快適に過ごせると、ご入居者様だけでなく、スタッフの方からも喜びの声が寄せられています。