これからの社会に必要なのは、
襲い来る災害の脅威に耐えるだけでなく、
災害後も変わらない日常生活を送ることができる
「強靭さ」であると一条工務店は考えています。
当社では、磨き上げたトップクラスの性能を
集結させた住宅で、
「災害に負けない
強靭な社会」の実現を目指してまいります。
災害の多い日本の住まいを考える時、従来のただ災害に耐える「防災」からその後も災害を免れたかのように暮らせる「免災」へという発想の転換が必要です。
そこで、震災や水災をはじめとした自然災害はもちろん、それに伴う停電や断水にまでも対応できるよう、トップレベルの性能を集結させた「総合免災住宅」を提唱しています。
「2倍耐震」や「耐水害住宅」といった災害に対する強靭さ、猛暑や極寒といった気候変動にも負けない快適さや、災害時の倒壊リスクとなるシロアリや腐れへの強さなど、「あらゆる災害から守ること」と「災害後でも変わらぬ暮らしが続くこと」を第一に考えた住まいは、当社のテクノロジーの結晶です。
震災から建物を守るためには、建物自体の耐震性はもちろん、「地盤」も重要です。一条工務店では、間違いのない家づくりに不可欠な建築予定地の「地盤調査」をご契約の有無に関わらず無償で実施しています。
万一の災害時にも安全な住まい環境を、お客様はもとより、地域社会にご提供します。
大規模な被害が懸念される地震にいち早く備えるため、私たちは今まで建てていただいたお客様への耐震補強サービスを決断しました。
2002年2月から、まずは静岡、愛知、三重県でお引き渡し済みの約11,500棟を対象に「耐震補強工事」を無償で実施。併せて「家具の転倒防止金具」の取り付けも無償で実施しました。以降も、全国に範囲を広げ、延べ21,300棟の耐震補強工事を行いました。
今後も「地震に強い家づくり」にこだわり、多くの方に末永く安心して暮らしていただくための活動に取り組んでまいります。
住宅における地震への備えは、住宅メーカーとしての使命であると考えています。
万一、大地震で建物が倒壊したとしても、命だけは守りたい。その想いから、既存のお住まいに手を加えることなく、工期もわずか2日で設置できる木質耐震シェルターを開発し、施工費を含めて45万1000円(税込/施工費含)にてご提供できる体制を整えました。
この木質耐震シェルターは、補助金制度の対象となる地方自治体もあり、さらに安価に設置できる地域もあります。災害に備えた社会貢献活動であること、また設置のしやすさとお求めやすい価格が評価され「グッドデザイン賞」(社会貢献活動のデザイン部門)を受賞。累計棟数も約1,000棟と徐々に採用を増やしています。
地震などの大きな災害が起きた時には、仮設住宅を速やかに被災地へ届ける必要がありますが、一般的な仮設住宅では建設に時間がかかりすぎていました。一条工務店の「モバイルーム」は、このような状況を改善するために開発されたモバイル建築ユニットです。
普段は全国各地で、グランピングなどの施設として利用し、有事の際はトレーラーで運搬して被災地に集結させることで、速やかな仮設住宅の設置が可能となります。
気密・断熱性能や耐震性能、住宅設備も高いレベルで備わっており、居住者が少しでも安心して過ごせるような工夫がされています。
一条工務店の災害に負けない環境づくりへの取り組みは、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」にて評価され、これまでに4回もアワードを受賞しています。
今後も、お客様や社会を守り、変わらぬ暮らしをご提供する「強靭な社会」の実現を目指して、日々邁進してまいります。
ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)は、次世代に向けたレジリエンス社会構築のための強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な企業・団体を表彰するものです。